これは、私が家を出た夜の記録です。
あの夜の空気や、胸の中にあったものを、できるだけそのまま書いてみました。
目次
DVのある生活の中で、感覚を失っていった
その日は、特別な日ではありませんでした。
いつもと同じ朝で、いつもと同じ部屋でした。
殴られたわけではありません。
けれど、性的DVと経済的DVの中で、私は少しずつ自分の感覚を失っていました。
何を感じているのか。
何を望んでいるのか。
それさえ、はっきりわからなくなっていました。
外から見れば、普通の夫婦に見えていたと思います。
でも、内側では、静かに崩れていました。
経済的DVの現実に気づいた瞬間
夫のクレジットカードの支払いが、ひと月で200万円を超えたと知ったとき、
現実がはっきりと形を持ちました。
このままここにいれば、生活そのものが崩れてしまう。
共倒れになるかもしれない。
そう思いました。
それは、恐怖というより、理解に近い感覚でした。
家を出ると決めた日
荷物はほとんど持ちませんでした。
持っていったのは、最低限のものだけでした。
長く住んでいたはずの場所でしたが、
そのときはもう、自分の居場所ではありませんでした。
玄関を出たとき、強い感情はありませんでした。
ただ、静けさがありました。
これでいい。
そう思いました。
DVから離れたあと、一人の生活が始まった
行き先は決まっていませんでした。
それでも、その日から一人の生活が始まりました。
DVのある生活から離れることは、終わりではなく、始まりでした。
今も、生活の再建の途中です。
支援を受けながら、少しずつ、自分の生活を取り戻しています。
このブログは、その過程の記録です。
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静かに読んでいただけたら嬉しいです。
