DVシェルターに入った夜|月がきれいだった

シェルターに着いたのは、もう夜でした。
あの日のことは、あまりよくわかりません。
なぜか、空に出ていた月のことをよく覚えています。

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夜、警察の車でDVシェルターへ向かった

ホテルで一晩過ごしたあと、その日の夜、警察の方が迎えに来ました。

受け入れてくれるシェルターが見つかった、と説明を受けました。

車に乗り、シェルターへ向かいました。

その日は、よく晴れていました。
月が、とてもきれいでした。

その光景を、はっきりと覚えています。

ガレージの門が開く音

シェルターは、外からは普通の建物のように見えました。

車が近づくと、ガレージの門が開きました。

金属の動く音が、夜の中で大きく響きました。

その門の内側に入ったとき、
ここは外とは違う場所なのだと感じました。

面接と注意事項の説明があった

建物の中に入り、職員の方と話をしました。

面接のような形で、状況の確認がありました。
そして、シェルターで生活するための注意事項の説明がありました。

持っていたノートパソコンとスマートフォンは、預かりになりました。

位置情報などから、居場所がわかってしまう可能性があるためだと説明されました。

自分を守るために必要なことでした。

それまで当たり前に持っていたものを手放すことで、
完全に別の場所に来たのだと理解しました。

案内されたのは、八畳ほどの和室だった

すべての説明が終わってから、部屋に案内されました。

八畳ほどの和室でした。

部屋には、貴重品を入れるための金庫と、テレビがありました。
ミニキッチンも付いていました。

そこには、歯ブラシや歯磨き粉、
お湯を沸かすためのケトルが用意されていました。

着替えもありました。
パジャマを含め、必要な衣類がそろっていました。
タオル類も用意されていました。

ここで生活することを前提に、準備された部屋でした。

新しい場所での最初の夜

シェルターに着いたとき、正直なところ、あまり現実感がありませんでした。

ただ、澄んだ夜空に月が出ていて、とてもきれいだったことだけは覚えています。

その夜、レトルトカレーを食べた

もう夕食の時間は過ぎていました。

用意してもらったレトルトカレーを食べました。

温かい食事でした。

その味を、今も覚えています。

それは、単なる食事ではなく、
守られている場所で初めて食べたものだったからだと思います。

そこから、生活を立て直す時間が始まりました。

このブログは、その記録です。


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